2016年11月16日水曜日

モータースポーツランド泰阜に行ってきました

「今年は中部遠征の年にするぞって言ってたのに全然来ないじゃないか!」
と各方面から痛いツッコミを頂いております。



長野県南部、静岡県西部を含めた僕の中の『中部地方』には知っている限り、

モータースポーツランド泰阜
スターライトフォレストなみあい
奥山デイズ
いなべモータースポーツランド
MX FIELD TOYOTA(足助)
スラムパーク瀬戸
カーベックパーク鶴里
モトクロスランド多度
オフロードランド三杉

などのコースがあり、日本有数のオフロード天国と言っても過言ではない環境となっています。
愛知県在住のライダーが口を揃えて



中部はいいぞ



と言うのもよくわかります。
これらのコースはモトクロスに限らずエンデューロ、エクストリームエンデューロ、エンデューロクロスなど、多様化したオフロードバイクのカテゴリーを網羅しています。



関東だとまず東京都にコースが無いので、有料コースがある埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬まで足を伸ばさなければなりませんし、ほとんどがモトクロスコースなのでエンデューロの練習ができる環境が限られています。



中部地方の環境を東京から指を咥えて見ている訳にはいきません。
ということで今年も終わろうとしている11月にやっと中部遠征を開始しました。

当初はMXIA河村広志くんにひたすら走りのダメ出しをしてもらういなべの会を検討していましたが、ベスコンしか無い(ベスコン以外何もない)と評判のMX FIELD TOYOTAで走ることにしました。

と思ったら雨でコースクローズ!






というわけでひろしくんに案内してもらってモータースポーツランド泰阜に行ってきました!



ものすごい高低差!サンドザクザク!



到着した時には霧が立ち込めていて全景が見渡せなかったのですが、霧が晴れてビックリ!ものすごい高低差です!
土質は知っている限りだとしどきの大坂のあたりのようなザックザクのサンド。
下の方はところどころ石が飛び出たワダチギャップランド。
パッと見の印象だととても怖そうです。



パドックから一段下がったところにザクザクサンドのスタートエリア

サンドのストレートをかっ飛ばすと壁バンクの1コーナー

壁バンクから下ってS字を抜けるとぴょーんとジャンプ

ジャンプ後にほおのき転がし級のチン寒ダウンヒルがあって
もう一度ぴょーんとジャンプして下ると崖
崖の左ヘアピンを立ち上がると中央部のコースに出る

コースをぐるっと走り終えるとSUGOの大坂のような激登り



下の方でバックホー(←ショベルカー、ユンボのことだとひろしくんに教わった)でコース整備してくれている人がいます。



ひろしくん「いまコース整備しているのがアキヒコさん。こないだ栗子でインタビューされてた記事覚えてます?ものすごく古いバイクに乗ってる人。あの人です。」



おおっ!あのRHの人!毎年WEX栗子で見るから覚えてる!
お話したらとても物腰の柔らかい優しそうな方でした。
僕のRR2T 250を隅から隅までまじまじと観察されていたけど、RHから乗り換える予定は無いみたいでしたw



着替えて準備して早速走行開始です。



あのトム・パジェス鈴木"DAICE"大助、ジャッジのドレイク・マッケロイ、そしてSBK SSPクラス参戦中の大久保光くんのサイン入り本澤会ジャケットを羽織る!



フフフ。オフビで開催されたGOBIGに行ってFMXライダー全員のサインを入れてもらったのだ!
背中にはこの日飛んだ釘村孝太、渡辺"Wanky"元気、加賀"Bupper"真一らのサインもてんこ盛り!
いま日本で一番エンデューロ臭の薄いHOTATEジャケットにカスタムされています☆



パジェスにサインを貰ってごきげんな私



午前中はアップダウンの激しいコースにあっという間に腕上がりしてしまい、慣れるだけで精一杯。
午後になってやっと楽しく走れるようになってきたので動画を撮ってみました。







動画であのタマヒュン感が伝わらないのが悔しい!!!
前半のジェットコースターのようなジャンプ→ダウンヒル→ジャンプ→ダウンヒルの浮遊感が全然伝わらない!!!



ギャップが多くてあっという間に疲れてしまい、15時前には走行をやめてしまいました。
西陽も強くて危険が危ない!



お疲れ様でした…

日が落ちても景色がとてもきれいなコースでした



帰り際にひろしくんが

「まえのめりステッカー持ってますか?」

って聞くから、てっきり欲しいのかと思ったのに、

「表の看板に貼っちゃって下さい」

とのこと。
えー?そんなマーキングが許されるの???と思いながら看板を見たらステッカーだらけw
ひろしくんのステッカーも貼ってあるw
これなら安心して貼れるね☆



遠慮なく遠慮がちな場所に貼ってきました



晩御飯は泰阜帰りにいつも寄るというレストラン「丼々恋(どんどんこい)」へ!
泰阜帰りにここに寄るのが僕の希望だったので嬉しい!



丼物専門店だったはずがラーメンやパスタを出すようになり迷走が著しいと絶賛されているそのお店、きっと外観は昭和を感じさせる古き良き洋食屋さんや定食屋さんのようなのだろうと想像が捗ります。












なんかちょっと違った



ちょっと想像する方向を間違えていました。これは安楽亭方向ですね。



埼玉県民御用達のファミリー焼肉店といえば安楽亭



席に着いても昭和生まれ昭和育ちの僕をホッとさせてくれます。



これは!昭和な喫茶店には必ずあったアレ!



『DON2KOI』と書かれたロゴに確かな安心感。飯田にこんなに素晴らしい迷走スポットがあってとても感激です。
河合さんの丼物500円チケットにもお世話になりました。また来ます。



泰阜→丼々恋→北名古屋→バーで軽く飲み→コメダでモーニング→実家でBBQ と、2日間まるまるひろしくんのお世話になってしまいました。楽しかったー!本当にありがとう!
河村家の皆様にもお世話になりっぱなしで何もできず出てしまい恐縮です……。
泰阜と丼々恋もまた行きたいけど、足助も走ってみたいので計画立てなきゃ。

とりあえず1ヶ月後にはWEXスラムパークにエントリーする予定です。(天気次第)








十六夜スーパームーンに代わって約束だ
また中部遠征するぜ!






2016年11月1日火曜日

いつもと違う、お花の話。

ボクです。



本澤会のブログを読んだ後に自分のブログを書くと方向性を変えられるかもしれないと思ったけどムリでした。



今回は生花のお話です。
先日とうとう師範の資格を得て、先生の勧めもあって草月展という草月流の展覧会に出展し、昨日無事最終日を迎えました。



楽さんが作ってくれた草月展の案内チラシ
草月の雰囲気に溢れてます



昔から好奇心は旺盛な方で、面白そうだなと思ったことは大体手を付けてきました。
30歳になった頃にオフロードバイクに目覚めて、レースにも出てみたら死ぬほど面白くてこれでもう一生の趣味は決まったなと思っていました。



そんなある日、twitterのフォロワーさんのアップした生花の写真が目に留まりました。
高校でバレー部に入部した時、華道部にも入りたかったのに掛け部が許されなかったので泣く泣く諦めたあの日のことが蘇りました。
すっかり忘れていた生花への想いが再燃した瞬間、フォロワーさんに体験教室をお願いしちゃいました。
それが6年前の出来事。



僕の記念すべき初作品
基本立真型盛花



やってみたらやっぱり楽しい。
引続き生花のお稽古を受けることを即決しました。



月2回のお稽古だしセンスもあまり無いのでなかなか進まなかったものの、丁寧に教えて頂いたおかげで2年後に無事最初の教科書を終えることができました。
しかしここで先生のご都合により別の教室に移ることとなりました。

今の教室に移ったばかりの時のことで思い出深いのが、鋏や花器の扱いについてお褒め頂いたことです。
「前の先生がいい先生だったのね」と褒められて、なんだか鼻高々になりました。
と同時に、基本型を終えたばかりで応用力の無い僕に対して「これから(既成概念を)壊してあげますからね!」とも言われて身震いしたり。



今の教室は生徒さんも多く、自分が生けている時には周りに誰かしら同じ花材で生けているという環境のため、毎回のお稽古がとても刺激的です。
気付けばもう4年もお世話になっています。
4年の間に2冊めの教科書を終えて師範過程に入り、今年6月のお稽古をもって草月流4級師範という師範の入り口に立つことができました。



念願の雅号も取得!



先生から今年の草月展への出展を目標に頑張りましょうと煽られてなんとか得た師範資格。
師範の申請が7月で草月展のエントリーが9月。
こんな新米師範の出展は通常なら「初出展作品枠」にするものですが、先生から通常の花席にしなさいとのお達しを頂きまして……。



多分草月展に出展する中では僕がルーキー・オブ・ザ・ルーキーズのはず。
なんたってエントリーの1ヶ月ちょい前に師範になったばかりですからね!
なにからなにまで勝手がわからない中、とにかく作品イメージのデッサンを何枚も描きました。






デッサンが出来上がったら作品の練習です。



最初に使ったのはコオリヤナギ

丸くなったものの全く納得いく形にならず



ここまでで既に3回以上練習しましたが、全くイメージ通りの形になりません。
本番が一週間後に迫る中、できなかったらどうしようという焦りが込み上げてきます。



新たにアカメヤナギを20本仕入れて頂き

到底生花と思えぬ道具を使って生け込み



草月は生け込みに色々なものを使うことが許されている流派です。
よりモダンに、よりアヴァンギャルドに、意外性を持たせることが求められているので、針金やホチキスはとても頻繁に使用します。



針金を駆使してなんとかイメージする形になった!

竹籠の編み方を勉強した成果が出ました



自宅での5回目の生け込みでやっとベースが出来上がったもののまだスカスカだったので、教室へ持って行ってアカメヤナギを更に追加。



イメージしていた形により近付きました



この時点で本番まであと3日。
ベースはできたけれど肝心の花器を決めあぐねていました。
あちこちの店に入っては花器に使えそうな器を探していたところ、自宅の棚の奥深くから家人の実家から頂いた瀬戸焼の茶器を発見!
本番前日にギリギリ全部が揃うという決して褒められない展開。



仕事を終えてダンボールを抱えて日本橋高島屋へ。既に生け込みが始まっています。



ひっきりなしに人の移動があって足の踏み場も少ない状態

想像していた以上の緊張感でした



本番当日の朝、開店前の高島屋に入って最後のお手入れです。



いよいよ本番

本番用の照明だと見え方がかなり違いますね

中を覗き込みたくなる作品に仕上げられたのではないかと



今回の草月展のテーマは「花は、私になる。」だったのですが、図らずもそれを体感した気がします。
沢山の方々に観に来て頂いて、たくさんの感想を聞かせて頂きました。
草月の前衛性を通じて生花への先入観が覆されたという人が多く、皆さんそれぞれいろいろな感想を持って頂けたことが嬉しかったです。
僕の作品について「性格が現れてるね」という言葉に、作品を通じて僕の未熟な内面も含めて見通されるほどに表現できた達成感を感じました。



花は、いけたら、花ではなくなるのだ。
いけたら、花は、人になるのだ。



会場の壁面に記された草月を創流した先々代家元である勅使河原蒼風先生の言葉が心に沁みました。









2日間の展示を終え、あっという間にあげばな(撤収)です。



あげばなもまるで戦場のような緊張感

展示を終えた安堵と限られた時間での作業の忙しなさが入り混じっていました



僕の展示はこれで終えたわけですが、あげばなが終わって間髪入れずに次の展示の生け込みが始まります。
僕の次の期では先生を含め教室から4人出展となり、人手不足と荷物が大きく男手が必要とのことでそのまま先生の生け込みのお手伝いをすることになりました。



デパートの檻みたいなカートに花材を積み込み

生け込み開始です

床上がり作品は超上級者だらけで緊張感も桁外れでした

大きな作品の生け込みをお手伝いできるのはこれで3度目

あちらこちらでみるみるうちに作品が仕上がる様子は感動的でした

先生の作品が完成



他の3人も頑張って生け込みしていました。
たった2日前に僕も同じことをやっていたはずなのにもうすっかり遠い過去のようです。



教室の人の作品

みんな直前まで悩み抜いていました

練習の姿も見ているので戦友のような気持ちです



そしてもう一人別の期に出展していて教室からは全6名の出展。



何度も練習を繰り返して今に至っています


自分の作品と教室の皆さんの作品を見てきて、花は毎日違うんだなと感じました。
日を跨いでも如何に同じ形として表現を維持するかというのも生花の大切な技術なのだと実感しました。
今まで持つことのできなかったそういう視点のおかげで草月展の6日間が全て違う作品のように思えてきました。












僕の趣味であるオフロードバイクと生花。
ある人から僕の趣味を「動と静」と表現して頂きました。
全くその通りだと思います。
僕の中でこの2つの趣味は「体と心」をそれぞれ満たすための趣味になっています。

でもどちらにも言えるのは「考える」ということが楽しいということです。
仰々しく言ってしまうと、それぞれの趣味を通じて哲学している気分です。
歩幅は短くても一歩一歩進むに連れて見えないものが見えてくる。どちらの趣味もそんな体験ができるので楽しくて仕方ありません。



なんてことを思っていたら、会場に記された先代家元の勅使河原宏先生の言葉がその全てを表していました。






なぜもっと楽しまないのか、
なぜもっと豊かに遊ばないのかと、
くり返しくり返し、問い続けていきたい。






本当にその通りだなと、思わずiPhoneの待ち受け画面に設定してしまうほど頷きました。

生花には褒め上手な方がたくさんいらっしゃいます。
きっとそれは作品の良いところを見つけ、それを伸ばすために何を修正したらよいかという思考が習慣化しているからな気がします。

心豊かに楽しんでいきたいものです。












ところで今回の草月展で驚きの出会いがありました。
かれこれ6年ほどtwitterで相互フォローしている方が最近生花を始めたと言っていて、楽しいですよねーなんて話していたらなんと僕の通っている教室で生花を習っていたのです!
曜日が違うし写真を上げてくれていたわけでもないので全然気付かなかったです。
偶然ってあるものだなぁ……。