2014年12月15日月曜日

アンビュランス!





冬ですねえ。
空が高いしお日様が低いです。
空気もキンと冷えています。
コースにも霜が降りています。
いよいよ我らが関東ローム層が牙を剥く季節がやってまいりました。


レースシーズンが終了してから、毎週末印西デコボコランドでひたすらKX85Ⅱを乗り込んでいました。
カナダボーイがデコボコランドのモトクロスコースだけをCR85で走りこんでいたという情報は既にキャッチしていました。
この練習はなにか開眼するんじゃないかという予感がしてました。


11月30日は僕、せんせい、トミー、カナダボーイ、無糖くんの5人で練習しました。
当日はオフビにフラレてデコボコに流れ着いた姫丸さんや、デコフレの林さん、MC-GEARの大西さんたちも来ていました。
僕はオフ練ぼっち歴が非常に長いので、知ってる人がコースにいることがとても嬉しいです。

しかしこの日は平日の雨のおかげでなんともすさまじいデコボコ的ベスコン。
右にも左にも何度ワンエイティをキメたかわかりません。
デコボコランドを走るのも久しぶりでしたし、逆回りになったコースを体に叩きこむのと、練習課題を見つけることに専念しました。



そして12月7日は午後にカナダボーイが来るまではぼっちで練習です。
JNCC COMP-AA1チャンピオンの渡辺学選手率いるツイスターレーシングの面々が練習しに来るという情報をキャッチしていたので、速い人がどうやってデコボコランドを走るのかしっかり観察しました。



иссуиさん(@issui)が投稿した動画 -


やっぱはええ!!!!


コーナーで遠心力を活かして走るための姿勢、体重移動、ブレーキング、スロットルワーク、すごく参考になりました。

それと自分にはまだその真の効果はわからないウィップ。
これは遊びで少しずつ捻って慣れていこう、そうすればいつか点と点が線で繋がるだろう、と思いました。



そしてやってきた12月14日。
まえのめりからは僕とトミー、ケイズから長嶋さん、無糖くん、藤井さん、はっすぃーさん、午後から遅れてカナダボーイがやってきて練習です。

僕と同じKX85Ⅱに乗る長嶋さんとは追いかけっこ!なんとか逃げ切りました!練習の成果が出てる!
ギャラリーコーナーを始めとした各バンクでも遠心力を維持して走り抜ける課題をクリアできてきました。
ただ、ジャンプひねり遊びだけは戻しきれずクラッシュを2回、着地をミスってヨタつくこと1回で、ちょっと今の自分には危険な状況。
でもだんだん慣れてきたし、下半身でバイクを戻してくる感覚も少し見えてきました。

そんな感じで気持よく走行していた14時。事件は起きました。





やってしまいました…。ギャラリーダブルでダサフロントローのダサショート。
手前のバンクが西日で全く見えず、チュルチュルのへんなラインに入ってしまって加速の足りぬまま無理やり飛ぼうとしたことが敗因のようです。


息が苦しいし痛いし、でも後続車が来ちゃうから避けないと。
立ち上がれないからもんどり打ちながらコース脇に移動します。
全身に力が入らなくて空を見上げます。



冬ですねえ。
空が高いしお日様が低いです。
空気もキンと冷えています。



腰の右側、腎臓のあるあたりにバイクが降ってきて、痛くて腰回りに力が入りません。


こんなことになってました


自走トレール軍団の皆様に助けて頂き、やっとの思いで立ち上がります。

「大丈夫ですか?」

とっさに返したのは


「痛いから(神経はヤラれてなさそうだし)大丈夫です!」


実はこの時、肩の異変に気づいていました。
脇に腕を通されて担ぎあげられた時になにやら右肩にグニャッとした違和感を感じました。



腕を上げてみます。

上がった。

軽く回してみます。

可動範囲は狭いものの回った。

鎖骨折れたか?

指で鎖骨をなぞります。折れてない。……。折れてない、けど。なんか浮いてる。



もしかしてこれがMotoGPでよく見る collarbone dislocation 、鎖骨の脱臼なんじゃ?
早くパドックに戻りたいけど、バイクが降ってきた右脇腹が痛くて足も上がりません。
右肩と右脇腹を破壊してしまったようです……。


立ち止まって声をかけてくれたトミーにも大丈夫って言っちゃったものの、これぜんぜん大丈夫じゃないよ。


とにかく戻らないとどうにもならないので、なんとかバイクを跨いで走り出します。
肩から先の腕には異変はありません。
どうも鎖骨周りだけが壊れたな、などと思いながらゆっくり走るのですが、ギャップに入ってしまったら例の脇腹から内臓にズドンズドンと衝撃が伝わり悶絶(泣


パドックに戻った僕の様子がおかしいのでみんながブーツやウェアを脱がせるのを手伝ってくれました。
ウェアを脱いで肩を見てみたら……


なんかボコッてなってダラーンってしてる……


色々な方がタオルを濡らして冷やしてくれたりコールドスプレーで冷やしてくれたりして、痛みを和らげようとしてくれました。ありがたや……。

大西さんが駆け込める病院を調べてくれたのですが、電話してみると整形外科医がいないとのこと。
仕方なくトミーが救急車を呼んでくれることに。






トミー「救急車って911だっけ?」






…………海外生活が長かったのかな?


遠くから近づいてくるサイレンの音。
ああ、俺は人生初の救急車に乗ってしまうのか。
コースに救急車を呼んでしまうなんて他人ごとだと思ってたよ……。


911からやってきたアンビュランス


とうとう来てしまいました……。
救急車に乗車してストレッチャーに寝かされ、住所氏名年齢など聞かれつつ救急隊員さんが一言。


救急隊員さん「自宅の近所の病院に行ったほうがいいんじゃないの?」


僕の受け答えが元気だったばかりに無駄足だと思われたようです。
とはいえ肩がおかしなことになっていることは間違いないので、やってる病院を教えるからお友達に連れて行ってもらいなさい、ということになりました。

救急車の辞退証明書みたいなものにサインさせられ、救急車から降りる僕。
外には着替えて待ってくれていた無糖くん。申し訳ない……。


無糖くんに連れてきてもらいました


年式高めの受付の方とは異なり、ちっちゃくてかわいい看護師さんと「デコボコランドってあそこですか。私知ってます!」なんて話をしながら軽くキュンキュンしつつ連れられてレントゲンとCTを撮ってから診察を受けます。

診察をしてくれる先生は新日本プロレスの中邑真輔選手のような風貌。



中邑「(どうしよっかなぁ…)鎖骨の亜脱臼だと思うけどやっぱよくわかんない」
僕 「(!?)」

中邑「紹介状と撮影データ渡すから(滾るぜ!)」
僕 「(!?)」

中邑「(答えはこうだ!)明日近所の病院に行ってみて」
僕 「(イヤァオ!)」



中邑先生のトリッキーなムーブからクラビクルバンドを巻きつけられ、薬をもらった頃にはもう真っ暗。
コースでは僕のバイクをみんながトランポに積んで待ってくれていました。ありがとう……。


僕の写真じゃないけどほぼこんな感じでした


やっぱり練習って仲間と一緒がいいですね。
たくさん迷惑をかけてしまって申し訳なかったですが、仲間がいて本当に助かりました。


それと僕が病院に行っている間、僕のせいでみんな走行をやめてしまっているんじゃないかと心配していました。
そんな僕の気持ちを汲んだのか、それとも単に走り足りなかっただけなのか、カナダボーイがみんなに走ろうと言ってくれていたことには感謝しています。



仲間に支えられていることを実感。
いつか誰かになにかの形でこの恩を返します!恩の連鎖!







あと今回思ったこと。
いろいろ考えると僕はやっぱりクローズドコースでの練習が気楽かも……。

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